2017年5月5日Gift Living
カテゴリー:プライベート
NYが生んだ天才写真家、ソール・ライター展
GWに行ってまいりました展示会のお話です。
ソール・ライターは1950年代からファッションカメラマンとして第一線で活躍していた偉大な方です。
雑誌「VOGUE」「Harper's Bazaar」など。
自身が感銘を受けた60年代の作品の中にも彼の作品がたくさんです。
しかし1980年代に入り、商業主体の作品を嫌い突然業界から姿を消しました。
以降、自分の好きな写真を撮り、画家志望だった事もあり絵画に没頭します。
2003年にドイツで写真集が発売され、再び脚光を浴びるカタチで彼の作品が世の中に出回りました。
2013年、彼が逝ってしまったニュースもよく覚えてます。
NYに居を持ち、ほとんどの写真が彼の生活の範囲内で撮影されました。
摩天楼のNYではなく、もっと日常的なNYです。いかにも彼らしいです。
「神秘的な事は馴染み深い場所で起こると思っている。何も世界の裏側まで行く必要はない」
「重要なのは、どこである、何であるではなく、どのようにそれを見るかである」
彼の言葉です。
〈1956年 床屋〉
〈1952年 赤信号〉
圧巻の写真が数多く並びます。
200点超えの作品の中、特に好きな作品は作品リストに印をつけて展示会をまわりました。
ほとんどの印が1950後半から1960年代でした。
中学時代に、何気なく実家の洋書棚で見つけたバート・スターンが撮影したtwiggyの写真が美容師を目指すキッカケになりました。
この人がいなければバート・スターンのあのビジュアルや衝撃はなかったのかも…と思わされました。
今回は「VOGUE」の写真はありませんが、「Harper's Bazaar」の作品は展示されてます。
NYの日常、ライターの画と併せて、是非ご覧ください。
<1967年5月 VOGUE photo by バート・スターン cover by twiggy>