2020年9月21日倉 未典
カテゴリー:知ってて損ナシ豆知識, 美容師のお勉強
薄毛・かゆみの原因の元!顔だけじゃない頭皮ニキビ
こんにちは、倉です。
今回は頭皮にできるニキビについてお話させていただきます*
髪をきちんと洗っているつもりなのにかゆい、ヘアブラシが当たって痛みを感じるなど、こうした症状は頭皮にできたニキビが引き起こしているかもしれません。
頭皮ニキビができる理由と、予防・改善の方法もお伝え致します*
髪の毛に隠れ、見えにくいのが頭皮のニキビ。ニキビというと思春期にできやすいイメージですが、頭皮の場合は30代~40代の男性に見られることも多くあります。
主な原因は他の箇所と同様、ニキビの元となるアクネ菌の増殖と、毛穴の詰まりです
特に頭皮は皮脂の分泌量が多いため、毛穴が詰まりやすくなりニキビができやすい箇所とも言えます。
また、ストレスや不規則な生活のほか、帽子による蒸れ、整髪料などの成分が合わないといった生活習慣が関わることも少なくありません。
かゆみや痛みを伴いがちで、繰り返す人が多いのも頭皮にできるニキビの特徴です。
掻いたり触れたりすることで悪化の可能性があるので、気になっても触ったり刺激を与えないようにしましょう。
よく見られるのは、頭皮が炎症を起こす湿疹や脂漏性皮膚炎。脂漏性皮膚炎は皮膚に存在するカビの一種が原因とも言われ、頭皮だけでなく顔のTゾーンなど皮脂の分泌量が多い箇所に出やすい症状です。
湿疹や脂漏性皮膚炎の典型的な症状は、どちらも赤みがありカサカサしていること。皮膚がはがれ落ち、フケのように見える場合もあります。
一方、ニキビは皮膚が盛り上がり、押すと痛かったり、時には膿を持っていたりします。
見分けるのはなかなか難しいため違和感を感じたら病院に行きましょう。
頭皮のニキビを予防するなら、生活習慣にも気を付けましょう。
シャンプーや整髪剤など髪の毛に使う製品の成分が合わないとニキビの原因になることもあります。
もし新しいものを使い始めてからニキビができるようなら、いったん使用をやめて様子をみてください。
また、細菌の繁殖を促さないよう、帽子やヘルメットをかぶる時間は減らして蒸れを抑える工夫や、枕カバーをはじめとした寝具を清潔に保つことも必要です。
頭皮を労るためにヘアブラシを強めに使って傷付けるといったことも避けましょう。
夏の蒸れに引き続き、秋冬の乾燥も始まりますのでぜひケアをされてみてください*
2020年9月5日倉 未典
カテゴリー:知ってて損ナシ豆知識
インナードライ対策してますか?髪も肌も同じです*
こんにちは、倉です。
今回はたまに耳にすることもある『インナードライ』についてお話させていただきます。
インナードライとは、内部は水分量が低下してカサカサに乾燥しているのに、表面は脂で潤っている状態のことをさします。
主に、肌に対して用いられていた言葉で、洗顔の仕方や間違ったスキンケアによって脂で顔がてかりやすいのに、肌の内部はカサカサという状態を表しています。
しかし、インナードライは髪や頭皮にも起きることがわかっています。髪や頭皮にインナードライが起きる原因としては、髪や頭皮の洗い過ぎや間違ったヘアケア方法、生活習慣の乱れなどが挙げられます。過剰に頭皮や髪の脂を落としてしまうと、髪や頭皮は対抗しようとして脂を分泌しやすくなるという悪循環が生まれます。
また、シャンプーの中には、洗浄力の強いものは頭皮の乾燥や、すすぎ残しによる毛穴のつまりを誘発しインナードライの原因となります。
喫煙や紫外線、脂質や糖質の多い食習慣なども髪や頭皮のインナードライを引き起こすといわれています。
インナードライの状態を長期間放置していると、頭皮が硬くなり、健康な髪がはえなくなるばかりでなく、抜け毛の原因になります。また、頭皮が過剰な皮脂の分泌によってべたついてしまい、かゆみやふけ、炎症などの原因になります。
シャンプーの泡立ちが悪い、フケやかゆみ、においが気になる、抜け毛が増えた、頭皮がベタベタするなどの症状がある場合には、髪や頭皮がインナードライによって悪影響を受けている可能性があります。
インナードライの予防には、正しいヘアケアが大切です。1日に何度も髪を洗ったり、シャンプーをしてもスタイリング剤や頭皮の皮脂が落とせていない場合にはインナードライを誘発するきっかけになります。まず、シャンプー前にブラッシングを行い、ぬるま湯で頭皮を中心にマッサージしながら予洗いをします。予洗い後にシャンプーを適量つけて、指でマッサージをするようなイメージで優しく洗いましょう。シャンプーの洗い残しも、皮脂の過剰な分泌の原因になるのでしっかり流すことを心がけましょう。
毎日のシャンプーやヘアケアによって乾燥しない健康な髪を目指しましょう!