2024年9月1日Minori, 倉 未典
カテゴリー:知ってて損ナシ豆知識, 美容師のお勉強
薄毛・かゆみの原因の元!顔だけじゃない頭皮ニキビ
今回は頭皮にできるニキビについてお話させていただきます*
髪をきちんと洗っているつもりなのにかゆい、ヘアブラシが当たって痛みを感じるなど、こうした症状は頭皮にできたニキビが引き起こしているかもしれません。
頭皮ニキビができる理由と、予防・改善の方法もお伝え致します*
髪の毛に隠れ、見えにくいのが頭皮のニキビ。ニキビというと思春期にできやすいイメージですが、頭皮の場合は30代~40代の男性に見られることも多くあります。
主な原因は他の箇所と同様、ニキビの元となるアクネ菌の増殖と、毛穴の詰まりです
特に頭皮は皮脂の分泌量が多いため、毛穴が詰まりやすくなりニキビができやすい箇所とも言えます。
また、ストレスや不規則な生活のほか、帽子による蒸れ、整髪料などの成分が合わないといった生活習慣が関わることも少なくありません。
かゆみや痛みを伴いがちで、繰り返す人が多いのも頭皮にできるニキビの特徴です。
掻いたり触れたりすることで悪化の可能性があるので、気になっても触ったり刺激を与えないようにしましょう。
よく見られるのは、頭皮が炎症を起こす湿疹や脂漏性皮膚炎。脂漏性皮膚炎は皮膚に存在するカビの一種が原因とも言われ、頭皮だけでなく顔のTゾーンなど皮脂の分泌量が多い箇所に出やすい症状です。
湿疹や脂漏性皮膚炎の典型的な症状は、どちらも赤みがありカサカサしていること。皮膚がはがれ落ち、フケのように見える場合もあります。
一方、ニキビは皮膚が盛り上がり、押すと痛かったり、時には膿を持っていたりします。
見分けるのはなかなか難しいため違和感を感じたら病院に行きましょう。
頭皮のニキビを予防するなら、生活習慣にも気を付けましょう。
シャンプーや整髪剤など髪の毛に使う製品の成分が合わないとニキビの原因になることもあります。
もし新しいものを使い始めてからニキビができるようなら、いったん使用をやめて様子をみてください。
また、細菌の繁殖を促さないよう、帽子やヘルメットをかぶる時間は減らして蒸れを抑える工夫や、枕カバーをはじめとした寝具を清潔に保つことも必要です。
頭皮を労るためにヘアブラシを強めに使って傷付けるといったことも避けましょう。
夏の蒸れに引き続き、秋冬の乾燥も始まりますのでぜひケアをされてみてください*
2023年1月12日Gift Living
カテゴリー:知ってて損ナシ豆知識
寒い季節のひび・あかぎれの予防と対策
ひび・あかぎれを予防するためには、日常生活を通した対策が必要となります。また、すでにひび・あかぎれが発生している場合は、悪化しないよう症状に合わせて適切に対処しなければなりません。今回は、ひび・あかぎれの予防法と対処法、病院を受診するタイミングについてお伝えします。
ひび・あかぎれの予防法
ひび・あかぎれ予防のために取り入れたいのが、次のような対策です。
水仕事の際はゴム手袋を着用する
洗剤や水による刺激を防ぐため、水仕事をするときはゴム手袋を着用しましょう。
水に濡れたら、すぐにタオルでやさしく拭き取る
皮膚を濡れたままにしておくと、水分が蒸発するときに皮膚の水分まで一緒に蒸発してしまいかねません。吸水性のよいタオルを使って、ゴシゴシこすらず押さえるように水分を拭き取りましょう。
保湿ケアはしっかりと
水分を拭き取った後は、保湿クリームなどの保湿剤でケアしましょう。洗面所やキッチンなど、手を洗う場所の近くに保湿クリームを常備しておくと、すぐに使えて便利です。
セラミド入りの保湿剤のほか、角化(皮膚が厚くなる)症状がある場合はビタミンA(レチノール)入りのものがおすすめです。密着してとれにくいワセリンは刺激が少なく、皮膚炎がある人にも向いています。
乾燥や角化症状だけなら、尿素配合のクリームも有効です。ただし、湿疹や傷につけると痛みやかゆみを生じる可能性があるので注意してください。また、ヘパリン類似物質やビタミンEが配合されたクリームやローションもおすすめです。
熱いお湯の使用に注意する
熱いお湯は皮膚に必要な保湿成分を奪ってしまうため、温度に注意しましょう。
手袋や帽子、耳あてなどで外気から皮膚を守る
寒い季節は、皮膚に必要なうるおいを奪われないよう、冷たく乾燥した外気からしっかり守ることが大切です。手袋や靴下、帽子、耳あてなどを上手に活用しましょう。
部屋の乾燥を防ぐ
- 部屋の湿度が低い状態だと、皮膚の乾燥が進み、ひび・あかぎれを起こしやすくなります。とくにエアコンをよく使う季節は、注意が必要です。湿度が高すぎると、ウイルスやカビを増殖させる原因ともなるため、50%を目安に湿度を保つとよいでしょう。
ぬるめの湯船につかって血行を促す
入浴を熱いシャワーで済ませてしまうと、肌が乾燥するだけでなく、体がきちんと温まりません。とくに寒い季節は血行不良になりやすいため、38~40℃のぬるめの湯船につかって血行を促しましょう。
ただし、長風呂はNG。皮膚がふやけて、バリア機能が低下してしまいます。また、体を洗うときは、ナイロン製のタオルなどでゴシゴシと強くこすらないこと。肌にやさしい洗浄料をしっかり泡立て、泡を肌にのせるように手のひらで洗うのがおすすめです。
バランスのよい食事をとる
日々の食事が健やかな肌を育てます。まずは、バランスのとれた食事をとることが基本。そのうえで意識したいのが、次のような栄養素の摂取です。
■タンパク質
皮膚をつくる材料となる栄養素。1食あたり片手1杯分の摂取を目安にするとよいでしょう。肉や魚、乳製品などの「動物性タンパク質」と、大豆などの「植物性タンパク質」の両方をバランスよくとることが大切です。
■ビタミンA
皮膚の修復を助け、皮膚を丈夫に保つのに役立つ栄養素。カボチャやニンジン、ほうれん草などの緑黄色野菜、レバー、うなぎなどに多く含まれます。
■ビタミンE
血行を促進する栄養素。抗酸化作用も期待できます。アボカドやナッツ類、アーモンドなどに豊富です。
■脂質
健やかな皮膚を保つうえで欠かせない栄養素。肉類や乳製品のほか、魚介類、植物油、ナッツ類に豊富です。ただし、とりすぎには注意しましょう。
■亜鉛
タンパク質や細胞の合成に関わるミネラル。牡蠣のほか、赤身の肉や鶏肉、カニ、豆類、ナッツ類に多く含まれます。
このほか、体を冷やす冷たい飲食物のとりすぎは避けたいところです。ショウガなど、体を温める食材を適度に摂取することもおすすめですが、唐辛子などの刺激が強すぎる食材は避けたほうがよいでしょう。
また、飲酒をすると乾燥が悪化するので注意してください。
ひび・あかぎれになった際の対処法
ひび・あかぎれ予防のために取り入れたいのが、次のような対策です。
清潔を保つ
まずは清潔を保つことが大切です。ただし、洗いすぎによる乾燥にはご注意を。皮膚をゴシゴシこするのではなく、できるだけやさしく洗うようにしましょう。弱酸性の洗浄料を選び、泡でやさしく洗うようにしましょう。乾燥を悪化させるだけでなく、皮膚を傷つけるおそれもあるため、ナイロン製のタオルの使用はできるだけ控えてください。
こまめに保湿ケアをおこなう
すでにひび・あかぎれを起こしている場合は、かゆみや痛みへの配慮が必要です。ひび・あかぎれ用の保湿剤のほか、ワセリンなど皮膚への刺激をおさえたものをこまめに塗りましょう。皮膚をこすらないように注意しながら、ゆっくりと皮膚に塗りこむイメージで塗り込むと効果的です。
傷口を刺激から守る
傷ができている部位には、皮膚科では傷用の抗生剤軟膏を塗って対処します。水絆創膏を使う場合、傷口が細菌感染していると悪化するため、患部を清潔にして使用しましょう。
医薬品を使用する
ひび・あかぎれ用の医薬品も有効です。部位や症状に合わせて利用しましょう。ただし、使用が原因で痛みやかゆみを感じた場合は、すぐに使用を中止してください。
質のよい睡眠をとる
皮膚の修復を促す成長ホルモンは、夜寝ているあいだに分泌されます。スムーズな入眠をさまたげるような習慣(寝る直前の食事、カフェイン、アルコール、スマートフォンやテレビなど強い光の刺激)を避けましょう。
病院(皮膚科)を受診する
保湿しても乾燥がおさまらないときは、皮膚炎が隠れている可能性があるため、受診をおすすめします。ひびの痛みが強い、ひび周囲が腫れる、あかぎれがどんどん広がるなどの症状が見られるときも、早めに医師に相談しましょう。
ひび・あかぎれの悪化(重症)には要注意
かかとのひびを放置していて、体重がかかると、ひびが深くなったり症状が長びくことがあります。なかには、真皮が露出してしまうほどひびが悪化している人も見られます。また、美容師や調理師など、職業的に、手指への刺激を避けることが難しい場合、重症の手湿疹にまで悪化することも少なくありません。
かかとや指先のひび・あかぎれは、ほかの部位と比べて刺激を受けやすいぶん、悪化することが多くなります。悪化した場合は、なるべく早めに病院を受診しましょう。
2022年2月13日Gift Living
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3月 メンタルヘルスの不調を防いで血管も健康に!
●期待と不安――春はストレスをためこみやすい季節
柔らかい日差しに春の訪れを感じる3月は、人事異動や昇進など、社会生活の面で大きな変化を迎える季節です。新たに始まる日々に期待が膨らむ一方、変化には不安や心配ごとがつきもの。年度末ならではの忙しさ等も加わって、普段よりストレスをため込みやすい時期であるとも言えます。
そんなときにこそ気をつけたいのが、心の健康(メンタルヘルス)。忙しさや不安は目には見えないストレスとなって、あなたの身体にも悪影響を与えることがあります。
●ストレスはメンタルヘルスや身体の不調をまねく
ストレスというと心労や過労など、嫌なことや辛いことをイメージする人が多いかもしれませんが、嬉しいことや楽しいことも含めて、日常のさまざまな出来事がストレスの要因になります。たとえば、職場では「人事異動」「昇進」「長時間労働」「人間関係のトラブル」、プライベートでは「住環境や生活の変化」「結婚や出産」「家族の病気」などです。適度なストレスは人間的な成長を促すものですが、ストレスが過剰になると、メンタルヘルスの不調をまねくだけでなく、身体疾患のきっかけになることもあります。
たとえば強いストレスが長く続くと、身体を安定した状態に保つように働く自律神経や内分泌系に異常が生じて血管に負担がかかり、血管病のリスクが高まることが知られています
ストレスが血管に与える悪影響
1.自律神経・内分泌系の異常が代謝機能を乱す →・血圧や血糖値が上昇する ・コレステロールなどの血中脂質の異常が起こりやすくなる 2.血液中の赤血球が増加する →心筋梗塞や脳卒中の原因となる「血栓」ができやすくなる |
●強いストレスは心筋梗塞や脳卒中の引き金に
恐ろしいのは、強いストレスは、時に心筋梗塞や脳卒中といった命にかかわる病気の引き金になることがある点です。
たとえば何かの試験を受ける際などには、脈が速くなったり、血圧が上がったりしますが、これは「失敗しないように」という心理的な刺激が脳から心臓に伝わるために起こるものです。軽いストレスでもこうした身体変化が起こるのですから、特に動脈硬化症や心臓病といった持病のある人が強いストレスを受けたときに、脈拍が増加し、血圧が急上昇して、狭心症発作(胸痛)や心筋梗塞を起こすケースもあります。また、脳卒中の最大の要因は高血圧なので、やはり強いストレスが発症の引き金になることがあります。
●ストレスを上手に軽減して、血管病の予防につなげよう
ストレス対策の基本は、まずは自分のストレスに気づくことです。ストレスによって現れる心身のさまざまな変化を「ストレス反応」といい、表2のように身体面・心理面・行動面に現れることがあります。
ストレスによる主な症状(ストレス反応)
身体面の変化
| 心理面の変化
| 行動面の変化
|
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身体疾患
| 精神疾患
|
自分の「ストレス反応」に気づいたら、休養や気分転換をするなど早めのセルフケアでストレス解消を促すことが、メンタルヘルス不調の予防、さらには血管病をはじめとした身体の不調を防ぐことにもつながります。
2022年2月10日Gift Living
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2月 しっかり予防!冬季のヒートショック
●冬季に多発する温度差で起こるヒートショック
暦の上では立春を迎える2月。とはいえまだまだ真冬日を記録することもある、寒さ厳しい季節です。このような時季に気をつけたいのが「ヒートショック」。ヒートショックとは、気温の低い屋外から暖かい屋内への移動や、暖かい部屋から寒い部屋への移動などによる急激な環境温度の変化によって、血圧が上下に大きく変動することをきっかけとして起こる、健康被害の総称です。
●ヒートショックが起こりやすいのは入浴時
ヒートショックは、特に冬季の入浴時に起こりやすいことが知られています。暖房をしていない脱衣場や浴室では室温が極端に低くなりがちで、こうしたなかで衣服を脱ぐと、急速に体表面から体温が奪われて血管が収縮し、血圧が急激に上がります。温かい湯船に入れば、今度は血管が拡張して、血圧が急激に下がります。このような入浴に伴う温度差が血圧を大きく上下させるために、失神や心筋梗塞、脳梗塞が起こったり、その結果として湯船で溺れ、命を落としてしまうこともあるのです。
●こんな人は特にご注意を!
厚生労働省によると、家庭の浴槽で溺れて亡くなる人の数は、2004年には2,870人であったのに対し、2015年には4,804人となり、およそ10年で約1.7倍に増加しています。そして、このうちの約9割を65歳以上の高齢者が占めています。
高齢になると血圧の変動が生じやすくなり、体温を維持する機能も低下するため、ヒートショックの影響を受けやすいと考えられることから、65歳以上の人は特に注意が必要です。また、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの動脈硬化リスクがある人、肥満や睡眠時無呼吸症候群、不整脈がある人も、ヒートショックの影響を受けやすいため、ぜひ意識して対策を心がけましょう。
●入浴中のヒートショックを防ぐために
ヒートショックを防ぐためにできる工夫をまとめました。できることから取り入れて、ヒートショック対策を行っていきましょう。
(1)入浴前に脱衣場と浴室を暖かくしておく 脱衣場に小型のヒーターを設置したり、浴室内の壁に温水シャワーをかけるなどして温度と湿度を上げましょう。湯船のお湯張りをシャワーで高めの位置から行うのも、浴室全体を暖めるのに役立ちます。 (2)湯船につかる前に、シャワーやかけ湯で体を温める 寒いからと急に湯船につかるのは危険です。シャワーやかけ湯で徐々に体を温めましょう。また、入浴後は、浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。 (3)湯船の温度はぬるめ(41℃以下)とし、長湯を避ける 湯船につかっている時間は10分以内を目安に、入浴全体の時間も長すぎないようにしましょう。 (4)入浴前後には、コップ一杯の水分補給を 脱水を避けるために、水分補給も忘れないようにしましょう。 (5)入浴前のアルコール・食後すぐの入浴は控える アルコールや食事は一時的に血圧を下げるため、直後の入浴は控えたほうがよいでしょう。 (6)血圧が高いときには、入浴を控える 収縮期血圧が180mmHg以上または拡張期血圧が110mmHg以上の場合は入浴を控えたほうがよいでしょう。 (7)家庭内で「見守り体制」をつくる 高齢者や持病のある方は特に、入浴前に同居者に一声かけましょう。また同居者は、いつもより入浴時間が長いときには入浴者に声をかけましょう。 |
●屋内全体で考えるヒートショック対策
- 部屋の温度:15℃以上、28℃以下に保たれている
- 洗面所、浴室、トイレの温度:冬季で20℃以上
暖房器具の適所への配置や市販の断熱・防寒対策グッズの活用、家屋の断熱改修など、屋内の温度差を緩和するための方法は様々あります。ご自身の住まいに合った方法を上手に取り入れて、まだまだ寒さの厳しい2月を元気に乗り切りたいですね。
2022年2月6日Gift Living
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2月の食養生
2月は、立春、雨水(うすい)の2つの節気があり、厳しい寒さが続きますが、春の兆しがみられる時期でもあります。冷えから体を守るのと同時に、身体を養い、エネルギーを蓄え、春に向けて体内環境をしっかりと整えていきましょう。
食養生のポイント
体を温めるものを積極的に取ると同時に、冷えによって低下しやすい「腎」の機能を補う食材を取ります。「腎」には生命力を指す「気」と、生命活動を支える「精」という、生命活動を維持するのに特に大切なものがあるとされています。「気」が不足する「気虚」の状態になると、息切れ、食欲不振、体力低下、疲れやすく風邪をひきやすい、といった不調が現れるほか、春先に飛んで来る花粉にも反応しやすくなります。
一年間を元気に過ごすためにも、栄養をしっかりと取り、2月に「腎」を補い、「気」と「精」を蓄えておくことが大切です。
2月のおすすめ食材
●海老
海老は体を温める作用がある食材です。そのため、海老は寒い時期や冷えのある人に向いています。海老は「腎」の「気」や「精」を補う作用があるため、男女ともに性機能が低下している人、高齢者の骨粗鬆症予防・認知症の予防、成長期の子どもに勧められます。特に脳みそが食べられる有頭海老や、脳みそや殻ごと食べられる小えびは、「腎」を補う作用が強いといわれています。 海老は高たんぱく質、低脂肪でダイエット向きの食品です。海老に含まれるアスタキサンチンによるもので、強い抗酸化作用があり、悪玉コレステロールの酸化を抑えて、血管壁を保護し、視力低下を防ぐ作用などがあると報告されています。また、殻に含まれるキチン・キトサンは食物繊維の仲間で、免疫の働きを維持したり、生活習慣病を予防したりする効果が期待されています。また、身にはコレステロールを抑えるタウリンも豊富です。
●にら
ねぎは、辛味のある食材なので気の巡りや血行を促進する働きがあります。また、消炎や解熱の作用があり、寒気を伴う風邪などの症状緩和におすすめです。 ねぎ特有のにおいは、アリシンによるものです。アリシンは、殺菌効果や血行促進、疲労回復、食欲増進などの働きがあります。
冷えから体を守りために、食生活から見直してみてはいかがでしょうか。
2022年2月4日Gift Living
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節分の歴史と由来
昨日、2/3は「節分」でした。そこで今回は節分についてのブログを書いていこうと思います。
節分の起源
現代人にとっての節分は、「豆を撒いて鬼を追い払う日」であると同時に「恵方巻きを食べる日」かもしれない。恵方巻きはコンビニエンスストアなどのPRにより、近年になってから広まった感があるが、鬼を追い払う行事としての節分の歴史は古く、平安時代の宮中行事である「追儺(鬼やらい)」が起源とされています。
平安時代、追儺は12月の大晦日に開催されるもので、方相氏と呼ばれる鬼役が手下役の役人を引き連れて宮中をまわり、厄を払うものでした。方相氏とは鬼神のことで、金色に光る目を四つもち、朱色の衣装を着て盾と矛を持った、いかにも恐ろしい風貌をしています。当初はその姿をもって悪鬼を祓う善神だったが、9世紀ごろになると悪鬼と見なされるようになり、弓矢でもって追われるようになってしまいました。鬼は疫病を象徴しており、鬼の姿をした疫病を弓矢で追い払うことで、病気の流行を封じ込めようとしたわけです。
豆まきは、もともと中国明時代の風習です。日本に伝わったのは室町時代で、年男が「鬼は外、福は内」と言いながら、炒った豆を撒く。
また、地方によっては節分を「年取りの日」と言って、この日に一つ年をとると考えていました。そのため、年の数だけ豆を食べるという風習が生まれたのでしょう。
一年に四回ある節分
では節分とはいったいなんなのでしょうか。暦の上での節分は農作業の目安となる「雑節」の一つで、立春や立夏、立秋、立冬の前日、つまり季節のはじめの日を指す。ですから本来は、年に4度訪れるものだとわかります。この日は季節の分け目に当たるため、古来厄除けなどのさまざまな行事が行われてきました。それではなぜ、春の節分だけが残ったのかというと、この日が一年の初めと考えられていたからです。現代人にとって年の初めといえば新暦の1月1日だが、昔の人々にとっての年初めは、
・冬至
・旧暦の1月1日
・春の節分
の3通りありました。
冬至は太陽の力がもっとも弱まる日でありながら復活する日でもあるため、太陽の運行を重要視すれば、年初めとなります。また農作業に従事する人々にとっては春を一年の初めとするのが自然だから、春の節分を年初めとみなしてきました。そして暦上の年初めは1月1日だろう。ちなみに2016年の旧正月は2月8日だから、節分と大きな開きはありません。
また、春の節分は大寒の最後の日にあたるため寒い日が多く、病気にかかりやすい季節でもあるため、厄除けの儀式が重要視された一面もあります。今でも春の節分には、各地の神社やお寺などで節分会が開催されるから、参加してみるのも良いでしょう。
節分のしつらえ
節分の日には煎り豆を用意するほか、ヒイラギとイワシの頭を玄関に飾る。
これは追儺とは関係なく既に平安時代に始まっていた風習で、ヒイラギのトゲが目に刺さって鬼が近寄れないようにする意味があるといいます。イワシの頭は、その臭気に驚いて鬼が逃げるからだとか。
また本来、ヒイラギと並んで節分に欠かせなかった植物は桃の枝です。桃は厄除けの力があり、中国では不老不死の実であると考えられていました。日本にも中国の思想が輸入され、たとえば「なぜ死者の世界と生者の世界が隔てられているか」を説明する神話に、桃は厄除けの神として登場します。
日本最初の夫婦はイザナギとイザナミの二柱の神だが、イザナミは火の神を産んだやけどが元で命を落としてしまいます。愛する妻の死を嘆き悲しんだイザナギが黄泉の国を訪ねると、イザナミは「黄泉の神様にお願いしてみますので、その間私の姿をみないでくださいね」と頼みます。この約束を守ればなにも問題はなかったのだが、好奇心にかられたイザナギは炎をともして腐った妻の死体をみてしまい、恐れて逃げ出すのです。イザナミは恥をかかされたことに怒り、黄泉の鬼たちを引き連れてイザナギを追いかけてきた。もう少しで追いつかれそうになったとき、イザナギが髪につけていた髪飾りを放り投げるとノブドウとなります。食い意地の張った鬼たちが夢中で食べているうちに逃げるが、また追いつかれそうになり、今度は櫛を投げるとタケノコになりました。また鬼たちがわき目もふらず平らげているうちにイザナギは逃げるが、黄泉と現世の境目あたりでまたまた追いつかれてしまいます。そこでそこに生えていた桃の実を投げつけると、鬼たちは散り散りに逃げたという。ちなみにこの神話の中で桃は「意富加牟豆美(おおかむづみ)」と呼ばれ、神様として扱われています。この後イザナギは二つの世界の境目に大きな石を置き、自由に行き来できないようにしまったと書かれているから、桃は最大にして最終手段的な、厄除けの果実だとされているわけです。
豆はなぜ炒るのか
なぜ大豆を撒くのかについてはさまざまな説があるが、「魔を滅する」から「魔滅(まめ)」になったという説が一般的。
またなぜ炒るのかというと、こんな昔話があります。昔人を食べる鬼がいて、困った人々は神様に泣きついた。そこで神様は「この豆から芽が出たら人間を食べて良いが、もし出ないうちに人間を食べたら罰を与えるぞ」と鬼に豆を渡したといいます。「たやすいこと」と、畑に豆を撒いた鬼だが、いくら待っても芽が出ない。なぜならその豆は炒ってあったからで、この後鬼が人を食べることはなくなったということだそう。
そこで、節分で使う豆は必ず炒らねばならず、もし万が一撒いた豆から芽が出たら、鬼……すなわち病魔に襲われると考えました。
また、五行で見ると「金」にあたる鬼に、「水」にあたる豆では弱い。そこで「火」を入れることで鬼より強くするのだとする説もあります。
また恵方巻きの起源は大阪の船場で、この日に海苔巻を食べる風習があったと伝えられます。節分の夜、その年の歳徳神が坐する「恵方」に向って太巻きを丸かぶりすると願い事が叶うといわれています。
節分は暦の上でも大切な日だし、豆まきは古い歴史を持ちます。今年の節分は病気を追い払うつもりで豆まきをしてみてはいかがでしょうか。
2022年1月26日Gift Living
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季節の変わり目にご注意を!~春の体調不良の予防と対策~
春は日々の寒暖差や気圧変動が大きい季節です。皆さんは、春になると「やる気がでない」「頭痛がする」「日中眠くなる」などいった経験はないでしょうか?
このような症状は、自律神経の乱れによって引き起こされています。
そこで今回は、時期的には少し早いですが、春の不調の原因とその予防についてお伝えします。
・自律神経とは
2つの神経(交感神経と副交感神経)がバランスをとりながら、私たちの身体の働きを調節してくれています。
●交感神経
・主に日中、活動している時や緊張している時、ストレスを感じている時に働きます。
・心身を活発にする神経です。
●副交感神経
・主に夜、眠っている時やリラックスしている時に働きます。
・心身を休め回復させる、体のメンテナンスを担う神経です。
・春の不調の原因とは
●激しい寒暖差
寒暖差に対応するため、交感神経が活発に働きます。そのため、たくさんのエネルギーが消耗され、疲れやだるさを感じやすくなります。
●めまぐるしい気圧の変化
寒暖差に対応するため、交感神経が活発に働きます。そのため、たくさんのエネルギーが消耗され、疲れやだるさを感じやすくなります。
●日照時間の変化
冬に比べて日照時間が長くなるため、朝早く目が覚めたり、夜更かしをすることが増え、生活リズムが崩れやすくなります。
●生活環境の変化
卒業や進学、就職や転勤など、自分自身や家族の身のまわりの生活が大きく変化する季節です。
緊張感やストレスを感じることで、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
●花粉症
花粉症は、花粉から体を守ろうとする防衛反応が過剰になっている状態です。免疫機能が過剰に活動している状態になるため、それにより体力が低下し、眠気や体のだるさを感じます。
・予防と対策
●食事は欠食なく、バランスよく摂る
食事をとると、消化のために副交感神経が活発に働き、体はリラックスモードになります。欠食すると交感神経が働いたままになり、自律神経のバランスが乱れてしまいます。偏った食事は自律神経のバランスを乱すため、バランスの良い食事が大切です。
●こまめに体を動かす
運動をすると、自律神経のバランスを整えるセロトニンが分泌されます。ウォーキングやサイクリング、水泳などの有酸素運動が効果的です。歩幅を広げる、きれいな姿勢を意識して過ごす、こまめに動く、階段を使用するなど、日常生活の動きを少し変える工夫をしてみましょう。
●シャワーだけでなく湯船に浸かる
副交感神経が働き、自律神経のバランスが整います。38~40℃のお湯に10~20分間入浴すると効果的です。炭酸ガス入りの入浴剤を使用するのもオススメです。
●睡眠をしっかりととる
スムーズで深い眠りを誘うためには副交感神経が働き、心身をリラックスさせることが重要です。就寝前に目元や首元を40℃くらいの蒸しタオルやアイマスクなどで温めると、睡眠の質も良くなり効果的です。
●衣服で温度調整をする
朝晩と日中の寒暖差が大きいため、温度変化に体を適応させるために、衣類による温度調節が必要不可欠です。マフラーやカーディガンなどを上手に取り入れましょう。
●花粉症対策をする
外出時には眼鏡やマスク、帽子などを着用して花粉にできるだけ触れないようにしましょう。
花粉症の症状がひどい方は、花粉が飛び始める2週間前から薬を服用することで症状を軽減することができます。
花粉症についてのブログは別で書いているので是非ご覧ください!
春は気候の変化だけではなく、生活の環境も大きく変化する時期です。
自律神経を整えて、春の不調を乗り越えましょう!
2022年1月13日Gift Living
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2022年の干支「壬寅(みずのえ・とら)」はどんな年なのか?
ーあまり知られていない干支と十二支の違いー
「干支」と「十二支」が、同じ意味だと思っている方は多いようです。来年2022年は寅年ですが、本来の干支でいうと壬寅(みずのえとら)。寅年であること以外にも込められた意味があります。
ここでは干支と十二支の違いと意味、壬寅が何を意味するのかを解説します。年賀状に取り掛かる前知識として、しっかり覚えておきましょう。
干支は「十干」と「十二支」の組み合わせ
「十二支」はご存知の通り、子(ね:ねずみ)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う:うさぎ)、辰(たつ)、巳(み:へび)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い:いのしし)と、その年を12種類の動物になぞらえたもので、年の他にも時刻や方角を表すことがあります。
この十二支が「干支」の意味で用いられることがありますが、干支とは本来「十干十二支(じっかんじゅうにし)」を略した呼び名で、「十干(じっかん)」と十二支を組み合わせたものです。
「十干」とは、甲(こう:きのえ)、乙(おつ:きのと)、丙(へい:ひのえ)、丁(てい:ひのと)、戊(ぼ:つちのえ)、己(き:つちのと)、庚(こう:かのえ)、辛(しん:かのと)、壬(じん:みずのえ)、癸(き:みずのと)の総称で、もとは1から10までものを数えるための言葉です。
2021年は十二支でいうと「丑年」ですが、十干でいうと第8位を表す「辛」の年。干支はこれらを組み合わせた「辛丑(かのとうし)」でした。つまり、2022年は十二支でいうと「寅年」、十干では「壬」となり干支は「壬寅(みずのえとら)となるのです。
2022年の壬寅の干支でいう意味
十二支や十干は数や方角だけでなく、それぞれ独自の意味を持っています。例えば「壬」が持つのは第9位の他、女性のお腹に子供を宿す「妊」の一部であることから「はらむ」「生まれる」という意味です。「寅」はもともと「演」が由来といわれ「人の前に立つ」、演と同じ読みの「延(えん)」から「延ばす・成長する」という意味を持っています。
この2つの組み合わせである壬寅には、「新しく立ち上がること」や「生まれたものが成長すること」といった縁起のよさを表しているといえそうです。
ー2022年の寅年はどんな年?ー
ここからは過去の寅年に起こった出来事を振り返り、寅年や寅年生まれの方にはどんな特徴があるのかを探ってみましょう。
過去、寅年にはこんなことがあった
最近では2010年、1998年、1986年が寅年にあたります。起こった出来事を抜粋すると次の通りです。
2010年:民主党政権下で菅直人総理が誕生・小惑星探査機「はやぶさ」が7年ぶりに帰還し小惑星「イトカワ」の微粒子の回収に成功・円高で6年半ぶりに日銀が市場介入しゼロ金利が復活
1998年:Windows98発売・サッカーワールドカップフランス大会に日本初出場・横浜ベイスターズが38年ぶり日本一
1986年:男女雇用機会均等法が施行・ファミコンソフト「ドラゴンクエスト」発売・土井たか子議員が日本社会党委員長に就任し日本の主要政党で初の女性党首に
新しい発想の製品やサービスが生まれ、初めての出来事も多く起こっています。どれにも寅年の「芽吹いたものが成長する、目立つ」という傾向が反映されているといえそうです。
寅年は「成長」や「始まり」の年
2021年は前年から続いて、新型コロナウイルスの感染拡大が私たちの生活に大きな影響を与え、廃業を余儀なくされた店舗ややむなく退職した方もたくさん存在しました。しかし、一方で飲食配送の「ウーバーイーツ」といった新しい業態の利用が拡大しています。
来年2022年の寅年は、これらの新しい芽が「成長する」、新しい日常が「始まる」年になって欲しいものです。年賀状にはそんな気持ちを込めるのもよいでしょう。
寅年生まれの特徴
寅年生まれの有名人には、大御所のお笑い芸人や若手女優、バラエティ番組に引っ張りだこの女性タレントなど個性が強い方がたくさんいます。
一般に寅年生まれにみられるのは、次のような特徴です。
1.強い信念を持っている=成功するまであきらめない意志
2.情熱的でロマンティスト=熱意があり人を巻き込むムードメーカー
3.完璧主義でチャレンジ精神旺盛=冷静さに欠ける面がある
4.単独行動を好む=1人だけで思い悩みがち
来年2022年に子供が産まれる方への年賀状には、このような寅年生まれの特徴を添え、名前を考えるときや生まれる前の準備に役立ててもらうとよいでしょう。
いかがだったでしょうか。
僕自身、寅年ということもあり、今年は何か特別な1年になるのではないかと思ったので今回はこのようなブログを書いてみました。自分の干支の由来や意味を知るのも意外と楽しいものです☆
2022年が皆様にとって良い1年になることを願っています。