2021年8月6日Gift Living
カテゴリー:知ってて損ナシ豆知識
日常生活での感染予防・感染対策(新型コロナウイルス)
最近、新型コロナウイルスの新規感染者数がまた急激に増えてきています。(2021年8月5日現在)
それに伴い今回は、知っていそうで実は知らない感染についての予備知識をブログに書いてみようと思います。
ー感染についての予備知識ー
①接触感染
②飛沫感染
③空気感染
④エアロゾル感染
菌やウイルスなどによる感染にはそれぞれ原因となる感染経路が考えられます。それぞれどのような意味なのでしょうか?
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①接触感染
「接触感染」とは、感染者から排出された細菌やウイルスなどの病原体を含む唾液や体液(汗は除く)、分泌物、排泄物などにより、病原体に汚染されたものに触ることによって起こる感染の方法で、それらに直接触れることでも、物を介して間接的に触れることでも起こります。
「間接的に」というのは、例えばくしゃみや咳を抑えた手でドアノブや電車の吊革を触ることで、そこに病原体が付着します。そうすると、その後にドアノブや吊革を触った第三者の手に病原体が付着することになり、その第三者が病原体に感染する可能性が高まります。
では、手に病原体が付着することで、そに人は感染してしまうのでしょうか?
皮膚の感染症を起こすものもありますが、多くの病原体は口や鼻からのど(気道の粘膜)、目の結膜から体の中に侵入します。
つまり、病原体が付着した手で侵入門戸である目、鼻、口を触ったり食べ物を食べたりして初めて感染症を起こします。
接触感染するのはどんな感染症?
ノロウイルスやインフルエンザウイルスなどが代表的な例ですが、病原体が付着した手で侵入門戸である目、鼻、口を触ったり食べ物を食べたりして初めて感染を起こすため、ほとんどの感染症が該当します。
接触感染対策は?
・手洗い … 感染症は手を介した感染経路が一番多いですから手洗いの励行が一番重要な感染対策です。
・清掃、清拭、除菌 … 感染者から出た細菌やウイルスなどの病原体を含む唾液や体液(汗は除く)、分泌物、排泄物などで汚染されたものや、病原体で汚染された手で触れられ汚染されたものなどを介して感染が広がることがあります。
清掃・清拭を行うことや、特に人が触れる機会が多い箇所の除菌が必要な場合もあります。
②飛沫感染
「飛沫感染」とは、会話や咳、くしゃみをすると、口から細かい水滴(しぶき)が飛び散りますよね。この細かい水滴(しぶき)を飛沫と言います。
この飛沫の中に病気の原因となる細菌やウイルスなどの病原体が含まれていた場合、感受性のある人の気道の粘膜や、目の粘膜などから侵入することによって感染するのが飛沫感染です。
飛沫感染するのはどんな感染症?
飛沫感染する感染症には、次のようなものが挙げられます。
・新型コロナウイルス ※飛沫感染と接触感染の2パターンといわれています。
・インフルエンザ
・風疹
・おたふくかぜ
・百日咳
・マイコプラズマ
・風邪
・RSウイルス
飛沫感染対策は?
・マスクの着用 … 飛沫感染の原因となるしぶきは大きいため、マスクの繊維を通過することは少ないとされています。マスクを着用することで気道の粘膜からの侵入を抑制することにより感染を防ぐことができるでしょう。
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ただし、ガーゼ素材のマスクや紙マスクなどは濡れ浸みて水分を透過させやすいため、長時間使用すると飛沫が口元に浸みやすいとされています。
侵入を抑制したい場合は、フィット性能他の性能面からも不織布製マスクの方が優れています。
・ゴーグル、フェイスシールドの着用 … 飛沫は目から入ってきて、その粘膜から感染することも多いので、ゴーグルのようなものをつけないと本当の飛沫感染対策にはなりません。ただ日常生活でそこまでするのはちょっと難しいですね…。
③空気感染
「空気感染」とは、飛沫が空気中を飛行しているときに水分が蒸発などによって乾燥して、飛沫核という飛沫よりもさらに微粒子となり、これは空気中を長時間浮遊できます。この飛沫核に病院の原因となる細菌やウイルスなどの病原体が含まれていた場合、それを吸収することにより感受性のある人の気道の粘膜から侵入し感染するのが空気感染です。
空気感染するのはどんな感染症?
・麻しんウイルス(はしか)
・結核菌
・水痘ウイルス(水ぼうそう)
また、ノロウイルスも、感染者の嘔吐物や下痢便の消毒処理が甘いと、それらが乾燥した後に空気感染すると言われています。
空気感染対策は?
・ワクチンの接種 … 空気感染する感染症のうち、麻しん、結核菌、水痘にはワクチンが存在しますので、予防接種が有効です。
新型コロナウイルスの有効なワクチンも開発され、徐々に接種できている方も増えてきていますが、数が追いつかず、予約すらできない方もまだいるようなので、急速な対応に期待ですね。
④エアロゾル感染
「エアロゾル」とは、空気中に液体ないしは固体の微粒子が広がった状態を表しています。
「エアロゾル感染」とは、マイクロ飛沫、エアロゾル、バイオエアロゾルとも呼ばれる空気中を漂う微小粒子の飛沫内に病原体が含まれていて、この微小粒子を介して剣線することを指しており、感染経路として「飛沫感染」と「飛沫核感染」を包含している用語で、エアロゾル感染は世界的に統一した定義や見解はないようです。
エアロゾル感染対策は?
エアロゾル感染は「飛沫感染」と飛沫核感染」を包含しているものなので、「飛沫感染対策」と「空気感染対策」になります。
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本日は、新型コロナウイルスの大感染に伴い、改めて感染についての予備知識をブログにしてみました。
今後の感染症対策に、少しでもお役に立てたらなと思うと共に、一人一人が軽率な行動を控え、感染拡大の予防ができたらなと思います。
気温も上がり、でもマスクしないといけないこのご時世、熱中症には十分気をつけてお過ごしください。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。