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デザイナーブログ

2021年10月21日
カテゴリー:

雨の日の頭痛…実はそれ、「天気痛」かも?

雨が降っている日やその数日前から、頭や首、肩などが痛くなる気持ちが落ち込むめまいがするなどの、体や心の不調が現れることはありませんか?それは天気の変化に影響されて起こる「天気痛」かもしれません。

 

 

「天気痛」による不調とは

 

気象の変化によって持病が悪化する「気象病」のうち、痛みや気分障害に関するものを「天気痛」と呼びます。「天気痛」の症状や出るタイミングは人それぞれで、上記の不調以外にも、古傷の痛み、関節リウマチや喘息、更年期障害が悪化するなど多岐にわたります。まずは、ご自身に「天気痛」の可能性があるかチェックしてみましょう。下記に当てはまる数が多いほど「天気痛」の可能性があります。

 

●●●   「天気痛」チェックリスト  ●●●

 

 

天気の変化に敏感で、雨が降ることがなんとなくわかる

新幹線や飛行機に乗った時に耳が痛くなりやすい

乗り物酔いをしやすい

よく耳鳴りがする

耳抜きが苦手

気分の浮き沈みが天気によって左右される

春や梅雨など季節の変わり目に体調を崩しやすい

暑い季節はのぼせやすく、寒い時期には冷えやすい

雨が降る前に眠気やめまいを感じる

雨が降る前に頭が痛くなる

肩が凝りやすい

首を痛めたことがある

過去に大きな怪我をしたことがある

偏頭痛持ちである

 

 

「天気痛」の原因は“気圧”

 

 

天気の崩れとともに体調が崩れてしまう理由は、気圧の変化にあります。気圧は天気の移り変わりとともに変動していますが、その変化を感じるセンサーが、耳の奥にある内耳と考えられています。 内耳が急激な気圧の低下または上昇を感じると、交感神経(体を緊張させる神経)と副交感神経(体をリラックスさせる神経)からなる自律神経のバランスが乱れてしまいます。交感神経が活発になりすぎると痛みの神経を刺激し、頭や古傷が痛くなります。一方、副交感神経が活発になりすぎると、倦怠感や気分の落ち込みを感じます。「天気痛」が起こりやすい方は、内耳が敏感で、気圧の変化を感じやすい状態といえます。例えば、乗り物酔いをしやすい方は、内耳が敏感になっている可能性があるので注意が必要です。その他にも、気温差の大きい春先や低気圧が続く梅雨の時期、夏から秋にかけての台風シーズンは、気圧が変動しやすく、体に受ける影響も大きくなってきます。適切に対処して「天気痛」の症状を解消しましょう☆

 

 

「天気痛」の予防法

 

「天気痛」を防ぐために効果的な方法としては、抗めまい薬や漢方薬の服用と、耳のマッサージが知られています。

 

①抗めまい薬

抗めまい薬は、内耳の血行を促して状態を整え、気圧に対する過剰な反応を抑えることが出来ます。耳鳴りやめまいなどの「天気痛」の予兆を感じた時に服用すれば、諸症状を予防できます。予兆には個人差があるため、天気が悪くなるどれくらい前に、どんな症状があらわれるかということを把握しておくことで、見極めやすくなるでしょう。

 

②漢方薬

漢方薬でも「天気痛」の緩和が期待できます。内耳のむくみをとり、めまいを抑える「五苓散」や自律神経を整える「抑肝散」などが挙げられます。いずれも服用する際は、必ず医師や薬剤師に相談の上、症状・体質に合わせて適切に服用してください。

 

③耳のマッサージ

薬だけに頼らず、耳の血流を整えるマッサージを合わせて行うと良いでしょう。耳周りの血流が悪いと、内耳のリンパ液が滞り、めまいや頭痛を引き起こします。「天気痛」の症状が出そうなときはもちろん、日頃から行うことで「天気痛」の症状が起こりにくくなります。是非、試してみてください。

 

 

「天気痛」が起こりにくい体質改善方法

 

「天気痛」と深く関わる自律神経を整えるため、規則正しい生活を心がけましょう。特に重要なのは、睡眠食事です。まず、早寝早起きを心がける、もしくは、睡眠の質を上げることが大切です。寝る1時間前に部屋の照明を少し落とし、スマートフォンの使用を控えることで睡眠の質が上がります。起床後は日光を10分ほど浴び、自律神経を整えましょう。次に、食事は1日3食摂るようにしましょう。中でも朝食は、自律神経を整えるために重要です。

 

毎日変わりゆく天気の中で、「天気痛」は、誰にでも起こりえることですが、きちんと対処すれば怖くありません。天気の移り変わりと付き合いながら雨の日の体調不良や憂鬱な気持ちを解消し、快適な日々を過ごしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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